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2024年7月 バランス系を学ぶ

2024年7月テーマ写真、立木のポーズ

今月はバランス系のアーサナを学びましょう。

私は以前、こんな事を言ってました。
「バランスのアーサナが苦手な方は、バランスのアーサナばかりを修習しなくても大丈夫です。アーサナ全般をまんべんなく行っていると、自然に出来るようになってきます。 だんだん足の関節が柔軟になってきて、自然に体幹も鍛えられ、身体の軸も整ってくるのでバランスのアーサナも出来るようになります。苦手なバランスのアーサナも久しぶりに行ってみると、案外簡単に出来るようになっているかもしれません」と。

今もこの言葉は間違ってないと思いますが、私自身65才を過ぎた頃から今までとは違って衰えは急速に増してきたように感じました。
今まで簡単に出来たバランスのアーサナが、あれ?ちゃんと出来ない…と青ざめる、なんて事が起こってきています。

久しぶりにやったら出来るようになっていた、ではなく久しぶりにやったら出来なくなってる…というかなり残念な思いをする事もあります。

今年70才。バランスのアーサナを行って体幹を鍛えるだけでなく、体幹を鍛えてバランスのアーサナがちゃんと出来るようにしなければ、と変わってきました。

最後まで自分の足で誰の助けも借りず、行きたい所にいけるよう更に精進していきます。
今月は若い方も年齢関係なく、体幹をしっかり鍛える事を意識して、バランスのアーサナを行いましょう。

そしてよりバランスのとれた、より引き締まった肉体を手に入れてくださいね。

必ず目を開けて、決めた一点を見て行う。

ヴリクシャ・アーサナ(立木のポーズ)

方法

  1.    ターダ・アーサナ(山のポーズ)で立ちます。
    (ターダ・アーサナ:つま先からかかとまでピッタリと揃えて立ちます。両膝の裏はしっかり伸ばし、背中も真っすぐに立てます。顎は少し引いて胸部を広げ、腹部を引き締めます。両足の裏に均等に体重をかけ、肩の力は抜いて両腕は体側に自然に沿わせておきます)
  2.    右足に重心をかけて、左膝を曲げ左足の踵を右足の付け根にピタッとつけます(左足の裏全体をつける)。
  3.    胸の前で合掌をして、息を吸いながら両腕を上げていき、両腕で両耳を挟み込むようにします。
  4.    しばらく静かな呼吸で保った後、息を吐きながら合掌の手を胸まで下ろし、左足も静かに下ろし両腕も楽にして休みます。
  5.    しばらく休んだ後、反対側も同様に行います。

効果

  • 足の関節(足首・膝・股関節)を柔軟にして、血液・リンパの流れを良くします。
  • 体幹を鍛えます。
  • 集中力を高め、バランス感覚も養います。