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2024年9月 関節系のアーサナを学ぶ

今月は関節系のアーサナを学びます。

腕と脚の関節を無理なく十分に動かすことで、可動域を広げ柔軟にしていきます。
腕の関節(肩関節・ひじ関節・手首の関節・指の関節)脚の関節(股関節・膝関節・足首の関節・足指の関節)を無理なく動かしますが、腕や脚を痛めている方は痛めているところが、痛い!と思ったらすぐに痛くないところまで戻します。
これを守って動かすことが改善への近道となります。 関節を動かすと血行が良くなり、関節を保護している粘膜の滑液分泌を促すので痛みも緩和してきます。

人生百年時代と言われてますが、膝が痛い・肩が辛いなど家にこもりがちになってしまうより、最後まで人の手を借りず一人で歩けて、行きたいところに自由に行ける人生を謳歌したいものです。

また人生これからという若い方も、美しいプロポーションになるというのは単に瘦せる・引き締めるという事だけでなく、X脚O脚の改善、また巻肩の改善など骨格から整えることを意識していきたいと思います。

今月は普段あまり行わないアーサナもやってみます。注意事項を守って呼吸に合わせてゆっくりと動かしましょう。
方法と効果はマリーチ・アーサナの前屈です。

上体を倒す時、曲げた足の股関節を後ろに開くように動かす。

マリーチ・アーサナ

方法

  1. 両足を伸ばして座り、左足を曲げて右足の付け根までもってきます。
  2. 上体を少し倒して、左腕を左足の内側から前に伸ばし、ひじを曲げて左足を抱えるように後ろにまわします。
  3. 右腕も背中にまわし左手をつかみにいき、右手と左手がつなげるようならつなぎます。
  4. 息を吐きなら背中を丸く、おへそを見るようにして腰を後ろに引きます。
  5.  息を吸いながら背中を伸ばし、息を吐きながらお腹から右足に近づけるように前屈していきます。
  6. この時、左足の股関節を後ろに開くように動かすとさらに前に倒すことができます。
  7. しばらく静かな呼吸で保ったのち、息を吸いながらゆっくりと上体を起こしてきます。
  8. 手足を楽にして、呼吸を整えたのち、同様に反対側も行います。

効果

  • 腹腔内の全ての臓器の働きが良くなってきます。
  • 肩関節の動きが良くなり、肩こり改善や巻肩の改善も期待できます。
  • 足の関節(股関節・膝関節・足首の関節)が柔軟になって可動域が広がることで、躓きや転倒回避に繋がります。