
今月のテーマは、私たち講師陣は何をやって腸活しているのか、という事をお話しします。
一木ヨーガの先生方も腸活をしていますが、それぞれに違いがあってとても興味深いです。
今回、先生方が書いてくださった体験談に出てくるアーサナ等は、全てどこかの週で行います。
また毎週必ず行うアーサナはジャーヌ・シールシャとジャーヌ・シールシャからの回転です。
まずは先生たちの体験談をお読みください。
布施幸子先生【腸活】(捻じるポーズ、ガス抜き、瞑想)
20代から、2、3日お通じがなくても気にせず過ごしていました。ヨーガを始めて、お通じは毎日が当たり前と知りました。
捻じるポーズ全般と瞑想をすると、腸が動くのがわかり、だんだんお通じが良くなってきました。
今は環境が変わらないかぎり、毎日お通じがあります。お気に入りは、片足のガス抜きのポーズをして、片足曲げてワニのポーズを連続する事です。
田口晶子先生【腸活】(たくさん捻る、体側)
昨年5月、捻りがテーマでたくさん捻ったらお通じの量が増えました。翌月の体側を伸ばすテーマも快腸でした。以来ほぼ毎朝スッキリ!一日を気持ち良くスタートできます。これまで便秘は問題ないと思っていたけれど、もっと良くなると実感しました。
習慣にしているのはジャーヌからの捻りです。片手を膝の内側に添える修正方法で無理なく気持ちよく捻れます。
腸活はやりがいがあって楽しいです。一木先生が言われる「よく噛む」も食事の際忘れないよう心掛けています。
山田絵美先生【腸活】(ガス抜きのポーズ)
体調や食べたものによってお腹が張る感じや重たい感じのする時、行うとお腹の辺りがグーッと反応してくる感じがあります。
足の付け根あたりからジワーっと血行が良くなる感覚も気持ちがいいです。具体的で恐縮ですが以前バリウム飲んだ後に行い、とても良かった気がしました。
別の動きですがジャーヌにねじりを入れる(回転して頭をひざにする)、もよく行いますがお腹の調子に良い感じがしています。
一木【腸活】(ジャーヌ・シールシャ、逆転、カパーラパーティ、シャバ・アーサナ)
私の腸活は下痢と軟便の改善でした。下痢も便秘もどちらも腸の働きが良くないから起こります。
ヨーガを始めるとまずはジャーヌ・シールシャで胃腸が少しずつ整ってきました。
特に胃に関してはジャーヌで手ごたえがあって、激しい胃痛で吐くという症状が無くなってきました。
しかし腸は中々手強くて、子供の頃は食べた物で(家族で同じ物を食べていても私1人)下痢になったりしましたが、成長するにつれてストレスも顕著に腸にきました。
そんな中、ヴィパリータ・カラニー(逆転のポーズ)は長く保っていると腸が動いてくるのを確実に実感でき、大丈夫これを続けていれば改善が期待できると心強かったです。
あとは、クリア(浄化法)のカパーラバーティも私の腸には良い反応がありました。
そしてシャバ・アーサナです。これも自律神経が整って乱れていた腸の動きを正常に戻してくれたように思います。
そして最後に「ひと口30回噛む」が絶対にオススメです。
これは腸に何の不満もない方にも、素晴らしい変化をもたらすと思います。ぜひやってみてください。
ジャーヌ・シールシャ・アーサナ&ジャーヌ・シールシャからの回転
●重要ポイント●
「膝の裏はしっかり伸ばしておく」
方法
- 両足を伸ばして座ります。
- 左足をまげて右足の付け根まで引き寄せて外に倒します。
- 右足の膝の裏をしっかり伸ばして、右手で無理なく持てるところを持ちます。(楽に右足の親指が持てるようなら、右手の人差し指と中指で持ちます)左手は右手の上に重ねます。
- 息を吐きながら背中を丸く、目はおへそを見るように腰を後ろに引きます。
- 息を吸いながら腰の下の方から前に押し出し、背中を反って首の前を伸ばし天井を見るようにします。
- 息を吐きながら頭を右膝にゆっくり近づけていきます。(膝の裏は常にしっかり伸ばしておきます)
- 頭と膝が着いた方は、顎を前に出して背中を伸ばしていきます。
- しばらく保ったあと、息を吸いながら背中を伸ばし、息を吐きながら右ひじを右足の内側方向に動かし、同時に左ひじを上げて胸と顔を天井の方に向けます。
- 吸ったり吐いたり静かな呼吸をしながら、吐く息でさらに少しでも回転が深まるように動かしましょう。
- しばらく保ったあと、息を吸いながら7に戻ります。
- 息を吐きながら右膝裏をもう一度伸ばします。
- 顎を出している方は頭を膝に戻し、息を吸いながら上体を起こします。
- 少し休んで呼吸が整ったら、同様に反対側も行います。
効果
- 胃腸の調子を整え、消化不良や便秘・軟便の改善が期待できます。
- 腸の働きが改善されることで腸内にある免疫細胞が活性化して免疫力アップにつながります。
- 膝の痛みの改善が期待できます。