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2024年4月 プールヴァ系(腹面を伸ばす)を学ぶ


今月はプールヴァ系(腹面を伸ばす)を学びましょう。
先月もお話ししましたが、ヨーガでは身体の背面を西(パシチマ)身体の腹面を東(プールヴァ)としています。
なので身体の腹面を伸ばす(反る)アーサナはプールヴァ系となります。

身体の腹面とは、額から喉の前側を通って、胸部・腹部・足の前面・足の甲・足先までを指します。
喉を伸ばすので甲状腺が刺激され、機能改善が期待できます。
また大胸筋を鍛え、さらに胸郭を広げますので心肺能力を高めます。そして動かす時に呼吸筋を意識して(特に肋間筋)肺年齢も若返らせましょう。
さらに腹直筋・腹斜筋・背筋もしっかり動かし上半身を引き締めます。
また腹部を引き伸ばすので、腹腔内の全ての臓器の機能改善も期待できるかもです。
もちろん大腿四頭筋もハムストリングも意識してしっかり動かし、下半身強化もはかっていきましょう。

なんだか今月もよい変化がいっぱい起こりそうでワクワクしますね。
でも決して無理して動かさないよう、ご自分の身体と相談しながらゆっくり動かしていきましょうね。

ウールドヴァ・ダヌル・アーサナ(逆弓のポーズ):腰に不調を感じる方は決して無理のないよう動かします。

ウールドヴァ・ダヌル・アーサナ(逆弓のポーズ)

方法

  1. ヨーガマットに仰向けに寝ます。
  2. 両膝を曲げて足の裏をマットに着け、右手で右足首を左手で左足首をそれぞれ外側から持ちます。
  3. さらにかかとを引き寄せ、つま先立ちになり、かかとの上にお尻を乗せます。
  4. 息を吐きながら両膝をマットに近づけ、背中を浮かして首の前を伸ばし、頭(額に近いところ)をマットに着けます。
  5. 息を吸いながら腰を上げ、重心を頭の方に移動させ身体の前面をしっかりと伸ばし、しばらく静かな呼吸で保ちます。
  6. 息を吐きながら、ゆっくりと背中をマットに戻し、足を伸ばして呼吸を整えます。

効果

  • 大胸筋を鍛えて、さらに胸郭も広げることで心肺機能を整えます。
  • 呼吸筋を動かすので肺年齢の若返りが期待できます。
  • 腹直筋・腹斜筋・背筋をしっかり動かす事で上半身が引き締まってきます。
  • 腹横筋を鍛えることで腹腔内の臓器機能の改善が期待できます。