今月はパールシュヴァ系を学びます。 パールシュヴァとは身体の体側を意味します。
腹斜筋を動かすのはもちろん、体幹の一つでもある腹横筋(腹斜筋の更に内層にあるコルセットのような形状の筋肉)まで刺激が届くよう集中して動かしましょう。
体幹とは内臓や骨格を支える重要な筋肉であり、腹横筋を鍛える事で臓器の位置を安定させ、さらに腹腔内臓器の機能向上を図ります。 また身体の側面を十分に伸ばすので左右の歪みも改善します。特に女性に多い側弯症の改善や、美しい姿勢も作ってくれます。
5月はパリヴリッタ系で毎回3~4つもの捻るアーサナをやったおかげで、生徒さんからは「お通じが大変良くなった」「いつにも増して鼻の通りが良くなった」など嬉しいお言葉をたくさんいただきました。
今回のパールシュヴァも、腹横筋をしっかり動かすので、お通じが良くなる事が期待できます。
今月も1時間15分のクラス中に2~3回パールシュヴァ系のアーサナを行います。いろいろと起こってくるはずの嬉しい変化を期待して、パールシュヴァ系のアーサナに取り組みましょう。
真横に動かす
ウッティタ・パールシュヴァ・コーナ・アーサナ(平三角のポーズ)
方法
- 足を6足ほど開いて立ちます。
- 右足先を右方向にむけ、左足先も少し右方向に向けます。
- 息を吐きながら右膝が直角になるように腰を落とし、右太ももに右ひじを乗せます。
- 息を吸いながら左手を床と垂直になるところまで上げて、息を吐きながら左腕を頭に近づけ、左指先から左足首まで一直線に伸ばした状態をしばらく保ちます。
- 充分に体側を引き伸ばした後、息を吸いながら身体を起こし1に戻ります。
- 呼吸が整ったら同様に反対側も行います。
効果
- 体幹の一つである腹横筋を鍛えるので、臓器の位置を安定させ機能向上を図ります。
- 身体の左右の歪みを整えて、さらに均整の取れた美しい姿勢を作ります。
- 身体の側面を動かすことで、特に上半身を引き締めます。
- 骨盤の歪みを調え、生理痛・生理不順の改善や坐骨神経痛の改善が期待できます。
- 腸の働きが良くなり、毎日スッキリと快適なお通じが期待できます。
- 側湾症の改善が期待できます。