一木ヨーガスタジオ YouTubeチャンネルはこちら

2025年9月 パシチモターナ・アーサナ

2025年9月パシチモターナアーサナ

今月のテーマは「パシチモターナ・アーサナ」(背中を伸ばすポーズ)です。
一木ヨーガではほぼ毎回行うアーサナです。

ハタ・ヨーガ・プラディーピカー(ハタ・ヨーガの経典)には、パシチモターナ・アーサナについて「これはアーサナの中で最上のものであって、人々を無病にする」と書かれています。もちろん、私たちはこれを無視するわけにはいきません。

実際、私はこのアーサナによっていろいろな改善がありました。
前屈が苦手な方はたくさんいらっしゃいますし、私は誰よりもその方々の気持ちがよくわかります。
しかし、常に私が言っているように「自分にとって苦手なアーサナは必要なアーサナ」なのです。
今月もご一緒に無理なく行っていきましょう。

私のように皆さんにとっても、パシチモターナ・アーサナがかけがえのないアーサナとなる事と思います。
まずは先生方の体験談を読んでくださいね。

布施幸子先生(膀胱炎の改善)

ヨーガを始めた頃は、喘息の持病と胃腸の調子に悩んでました。
一木先生に、「パシチモターナ・アーサナは、最上のアーサナで人々を無病にする」と教えてもらい、無病になりたくて、よく行っていました。
しかし、何十年も膝の裏が伸びなくて、太腿が太いから仕方ないと思っていました。
それが、太腿は太いまま、やっと膝裏がマットに触れるようになり、身体の裏側が気持ち良く伸び、時間はかかりましたが、最上のアーサナだと実感しています。
富士山の登山をした時に疲れからか、膀胱炎のような症状になった時、山小屋でパシチモターナ・アーサナをずっとして、改善した思い出があります。

田口晶子先生(便秘改善、背面の凝り改善)

前屈系のアーサナは心が落ち着くので気に入っていて、中でもパシチモターナ・アーサナが好きです。
朝、緊張したり時間に追われるとお通じの気配が全くない日があるのですが、パシチモターナ・アーサナでしばらく保つと腸が反応し、すんなり出ることがあります。
また体調が悪く寝込んでいた頃、背中側が硬くこわばってまるで重たいコンクリートの塊を常に背負っているようでした。
一木ヨーガに入会し膝裏を伸ばすパシチモターナ・アーサナを続けるうちに脚、お尻、腰、背中など身体の後ろ側がほぐれてとても楽になりました。今は緊張やストレスで背面が張ることがあっても翌日に持ち越すことはないです。

山田絵美先生(心の変化)

昔は長座の形で座ることも出来ず、入会したての頃、いちばんやりたくないアーサナでした。
できるだけ後ろの方で受講していたのですが、このアーサナで“周りと比べない気持ち”を特に意識しようと思い、しばらくしたら「どこに座ってもいい」という気持ちになってきて、気がついたら身体が硬い状態でも前列にマットを敷いていました。
物理的に自分が移動したので、目に見えて心の変化を感じました。
まだまだ深める余地がありますが、今の段階でも、クヨクヨしたとしても立ち直りが早くなり、自分への信頼が増し気持ちが楽になってきています。
得意でなくても好きなアーサナになりました。

引野和弥先生(便秘予防・安眠)

私は一木ヨーガに入会した時からこのアーサナが一番のお気に入りです。「人々を無病に」なんと素晴らしいアーサナなのだろうと思いました。夜寝る前に行うことが多いのですが、安眠でき翌朝のお通じがスムーズに感じます。自分で自分を癒せる方法を知っていることはとても心強いことだと思います。

一木(膀胱炎改善)

パシチモターナは、私がヨーガを始めた当初1番苦手なアーサナでした。とにかく出来れば避けて通りたいし、何より静止画のように全く身体が動かなかったのを覚えています。
それほどに身体が硬かったんです。
でもジャーヌシールシャで頭が少しずつ膝に近づくようになって来ると、パシチモターナにも変化が起こってきました。
胃腸の改善はジャーヌシールシャで実感出来るようになりましたが、何度も繰り返し起こる膀胱炎には長年悩まされ、精神的にもかなり落ち込みました。
でもパシチモターナで膝裏が伸びてきて、少しずつお腹から太ももに近づくような前屈が出来るようになってくると、まず尿の出がとっても良くなってきてるのを感じました。
そして頻繁に繰り返していた膀胱炎の症状が、気づけば全く出なくなりました。
みなさん、苦手なアーサナは本当にあなたにとって必要なアーサナなのです。

●重要ポイント●
膝の裏をしっかり伸ばす。

パシチモターナ・アーサナ

方法

  1. 両足を伸ばして座ります(長座)。
  2. 両膝の裏をしっかり伸ばしたまま、楽に持てるところを持ちます。
  3. 腰に不安がある方は足をコブシ一つ入るぐらい開きます。
  4. 息を吐きながら背中を丸く、おへそを見るようにして、腰を後ろに引きます。(この時、膝の裏を伸ばして無理なく足の親指が持てるなら、踵が浮くぐらい腰を後ろに引きます)
  5. 息を吸いながら腰を前に出し、腰の下の方からしっかり反っていきます(顔を上げてアゴを突き出し、目は天井を見るようにします)。
  6. 反りを保ったまま、息を吐きながらお腹から足に近づけるように上体を倒して行きます。
  7. さらに吸う息で背中を伸ばし、吐く息で伸びた上半身を足に近づけるようにしてしばらく保ちます。
  8. 保っている時に、足首を立てて足先を引き寄せ、踵を押し出し膝の裏をしっかりマットに押し付けます。
  9. しばらく保った後、息を吸いながらゆっくり頭から起こしていき、初めの姿勢に戻ります。

効果

  • 胃腸の働きの改善が期待できます。
  • 腎臓・肝臓・膵臓の機能が上がってくる事が期待できます。
  • 膀胱の働きを良くして、尿の出もよくなり膀胱炎の改善が期待できます。
  • 膝裏をしっかり伸ばすことで、膝の痛みの改善が期待できます。
  • 前立腺の働きを改善し、機能が上がる可能性が期待できます。
  • 全ての前屈系アーサナは心を静める働きがあり、精神的にも安定してきます。
  • 疲れを取り、疲れにくい丈夫な身体になっていきます。
  • 睡眠障害の方にも改善が期待できます。