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2025年11月 スーリヤ・ナマスカーラ・アーサナ(太陽礼拝)とディヤーナ(瞑想)

202511テーマ

今月のテーマはスーリヤ・ナマスカーラ・アーサナ(太陽礼拝)とディヤーナ(瞑想)です。

スーリヤ・ナマスカーラは連続のアーサナで、覚えるのに少し時間がかかるかもしれません。
しかし一つ一つの動きを正確に覚えて、丁寧にゆっくり行うと活力が湧きとても気持ちがいいです。
また精神的にも前向きになれるように感じます。

ディヤーナは自律神経を整えストレスから解放されます。
更に集中力・記憶力が増し、鬱の改善・認知症の予防にも効果が期待できるとされています。
一木ヨーガの先生方はどのように感じられているでしょうか。

まずは先生方のお話し読んでください。

布施幸子先生

【太陽礼拝】(便秘の改善、やる気が出る)
ヨーガの目標を太陽礼拝と決め、1年間太陽礼拝をしていた年がありました。
始めた頃、朝は身体が硬く、反るのが苦手で、両手をあげて反るのが厳しかったですが、続けるうちに動きが少しスムーズになってきました。
太陽礼拝の途中で、トイレに行きたくなり、便秘の改善になりましたし、反ったり前屈したりと、硬い背骨を動かそうとすると、内側からパワーが出てきて、やる気が出ました。 

【瞑想】(心の安定)
人に対して失礼な態度や余計な一言を言ってしまったとクヨクヨしたり、先の事を不安に感じたりする事が多かったのですが、瞑想を習慣にしてから、過ぎてしまった事をクヨクヨしても先の心配しても仕方ない、今に大事にしようと!思えるようになりました。
今のお気に入りの瞑想法は、
吸う息で「今」 吐く息で「ここ」
と呼吸に合わせて瞑想しています。

田口晶子先生

【太陽礼拝】 (やる気が出る)
毎日の習慣ではないですが、だるかったり怠けた気持ちを切り替えたい時に普段のメニューの後半で2セット行っています。 ひと呼吸ひと動作でゆっくり行い、下を向いた犬では数呼吸保ちます。保ちながら身体の後ろ側と両脇の伸びを味わったり、肩周りの広がりを感じたり、下腹部を軽く凹ませて内臓が胸の方に上がる感覚を堪能しています。 クラスでみなさんと取り組んできた「立って反る・パーダハスタ・猿の神様・犬」といったアーサナが太陽礼拝で繋がって嬉しいなぁと思いながら過ごしています。

【瞑想】(自律神経の乱れ改善)
以前は落ち着かなくて続かなかったけれど10年以上経ち、心を整える大切な習慣となりました。朝3分間または6分間座っています。 気が張ってお通じの気配が全くない日も瞑想後にはすんなり出ます。思った以上にリラックスして自律神経が整ったんだなぁと嬉しく、一日を気持ち良くスタートできます。

山田絵美先生

【太陽礼拝】(活力が湧く)
だらけそうな時や少しやる気を出したい時に行うと、巡りが良くなり活力が湧いてくる感覚があります。気持ちが明るくスッキリして、土台も安定し、そのあと他のことにも元気に取り組める印象です。

引野和弥先生

【瞑想】 (自分に向き合うことで気持ちが安定する)
朝と寝る前アーサナ、呼吸法を行ったあとに5分程時間を取るように心がけています。 朝は1日をどう過ごそうかと考えることが多いですが眉間に集中して行うことも好きです。日中のイメージをしていると突発的なことが起きても以前より慌てることが少なくなった気がします。 寝る前の瞑想はとても気持ちが落ちつくため朝スッキリと起きれることが多くなりました。スマホなどもできるだけ見ないようにしています。 元々瞑想にとても興味があったためこれからも自分にどんな変化が起こるのだろうと楽しみながら行っています。

一木

【瞑想】(心の整理整頓)
私も田口晶子先生同様、太陽礼拝を毎日の習慣とはしていませんが、たまに行うと身体中が気持ちよくほぐれるのを感じます。
今月ここでは瞑想に関して、私からの一押しポイントをお伝えしたいと思います。

仕事の事や日常の暮らしの中でどうにも行き詰った時に、しばらく(いつもより少し長めの)瞑想を行うと、突然ビックリするほど良い解決方法が浮かぶ事があります。
また思ってもいなかったアイデアが浮かぶ事もしばしばありました。
そして瞑想が終わった時に訪れる(毎回ではないのですが)幸福感!
本当にお勧めです。
私は瞑想によって認知症の予防や記憶力アップ、そしてストレスを解消して免疫力アップに努めています。

●重要ポイント●
スーリヤ・ナマスカーラ:一つ一つの動きを正確に覚えて、丁寧にゆっくりと行う。

スーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝)

方法

  1. ターダ・アーサナ(両足をそろえ、膝を伸ばしてまっすぐに立つ)で胸の前で合掌します。
  2. 息を吸いながら両腕を上げ、両腕で両耳を挟みこむようにまっすぐに伸ばします。
  3. 息を吐きながら両手を正面にむけます。
  4. 息を吸いながら上体をしっかり反っていきます。
  5. 息を吐きながら上体を前に倒していき、膝を曲げずに指先がそれぞれの足の外側に着けられるようなら着けます。
  6. 右足を後ろに大きく伸ばし、腰を落として息を吸いながら「猿神のポーズ」になります。
  7. 左足を右足にそろえ息を吐きながら「下をむいた犬のポーズ」になります。
  8. 息を止めて身体の八ケ所を大地に着ける「八点投地」をします。(額・胸・両手・両膝・両足先の八ケ所)
  9. 息を吸いながら「上をむいた犬のポーズ」になります。
  10. さらに息を吐きながら「下をむいた犬のポーズ」になります。
  11. 右足を手と手の間に戻し、息を吸いながら「猿神のポーズ」になります。
  12. 左足を右足にそろえ、息を吐きながら膝の裏を伸ばし「パーダ・ハスタ」になります。
  13. 息を吸いながら両腕を前に伸ばし、上体を起こしさらに吸う息で十分に反ります。
  14. 上体をまっすぐに戻し、頭の上で手を合掌にして、息を吐きながら合掌の手を胸の前に戻し最初の姿勢に戻ります。
  15. 呼吸を整えたあと、足を変えて同様におこないます。

効果

  • 全身が引き締まって、均整の取れた身体になります。
  • 全身の血行とリンパの流れがよくなります。
  • 様々な臓器の機能改善が期待できます。
  • 基礎代謝が上がり、太りにくい身体になります。

ディヤーナ(瞑想)

●重要ポイント●
空想・妄想以外のテーマで行う

方法

  1. 楽な座法で座ります。
  2. 目は軽く閉じ、親指と人差し指で輪を作り(チンムドラー、智慧の印)、手のひらを天井に向け膝の上に置きます。
  3. 背筋をまっすぐに伸ばし肩の力は抜いて、軽く顎を引きうなじを伸ばします。
  4. 静かな呼吸でしばらく自分の決めたテーマで座ります。

効果

  • ストレスが解消されます。
  • 集中力・判断力がアップします。
  • 脳内の組織である海馬を刺激し、記憶力アップが期待できます。
  • 自律神経が整って、心身ともにもっと快適に過ごせるようになります。
  • うつ病の改善・認知症の予防が期待できます。
  • 幸福感が増し、前向きに生き生きとした生活が送れるようになります。