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抗がん剤の副作用から復活(大倉山スタジオ/M.Tさん)

一木ヨーガスタジオ体験談_抗がん剤の副作用から復活

3年前の人間ドックで乳癌が見つかり、部分切除の温存手術をしました。

目次

乳癌手術後の抗がん剤と放射線の副作用

術後の細胞検査で、リンパ節への転移も見つかり、半年間の抗がん剤、続いて3か月の放射線治療を受けました。
今も5年間のホルモン治療の道半ばです。抗がん剤と放射線の副作用は厳しく、通院以外ほとんど外出せずに横になってばかり。

筋力や体力の低下

9か月も臥せっていたことで筋肉はすっかり落ちて、駅の階段を登っても息切れするくらいの情けない体力になっていました。 放射線治療が終わって、散歩を始めましたが、一人で散歩していても気分は晴れませんし、夏が近づいてきて炎天下を歩くのもつらくなってきました。

友人にヨーガを勧められた

そんなときに友人から、乳癌患者のヨーガクラスを勧められたのですが、場所が遠すぎました。 自宅近くに、闘病後の体力のない人でも参加できる楽な(?)ヨーガクラスはないかと、ネット検索して見つけたのが一木ヨーガでした。

体験談を読んで体験レッスンを申し込む

体験談を読んで ホームページに大病をされた方の体験記が載っていたので、これなら体力が落ちた私でもできるかも、と思ったからです。

ホームページを見た勢いで体験を申し込んだものの、75分のクラスを皆さんと一緒にできるかすら不安でした。 ところが、実際に体験してみると、疲れるどころか、終わってすっきりして元気になっている。

すぐに通い始める

即座に入会して、フリークラスで毎日通い始めました。 抗がん剤治療を始めるときから休職していたので、時間だけはたっぷりありました。そのうち、毎日は疲れるので1日おきにしましたが、仕事のように勤勉に通いました。

抗がん剤の副作用の最悪な状態から少しずつ改善

当時の体調は最悪で、低体温、冷え、頭痛、肩こり、腰痛、便秘、めまい、不眠、胃もたれ、貧血、白血球や赤血球などすべてが少なく、 爪は黒ずんで割れ、一度は全部抜けた頭髪はまだ少なく、メスを入れた右脇周辺はすぐにむくむ。

その上、女性ホルモンは乳癌の栄養になるとかで、ホルモン治療は強制的に更年期状態にします。 私は婦人科系が強く、抗がん剤で生理が止まるまで、生理痛もなく周期も順調だっただけにその反動は大きく、うつやイライラなど不調は精神的なものにまで及びました。

カウンセリングヨーガを受け自宅でヨーガを

フリークラスでクラスに通うと同時に、一木先生のカウンセリングも受けました。 自宅でやるアーサナなどのメニューを作ってもらうのですが、2〜3か月ごとのカウンセリングの度に症状が少しずつ改善していくので、メニューもどんどん変わりました。

一つずつ改善

最初に不眠と胃もたれ、めまい、頭痛が解消されました。1年位すると、低体温、冷えが改善され、血液検査の数値が向上してきました。 体力回復にあわせて、仕事も少しずつ増やしていきました。

ありとあらゆることを試した

体調が悪い時は、ヨーガ以外にも、体のケアにかかりきりでした。 リンパ浮腫防止のリンパマッサージ、リラックスのためのアロママッサージ、腰痛肩こりのための整体、 体の芯を温めるための枇杷の葉温灸、温泉、岩盤浴、癌に効果的だという断食、玄米菜食、人参ジュースと、考えられることはすべてやりました。 経済的にも大変でしたが、再発は怖いし、少しでも楽になりたいので、 背に腹は代えられません。

しかし、症状がよくなっていくうちに、こういったものもだんだんと疎遠になり、今では朝晩のヨーガ以外ほとんど何もやっていません。

ヨーガで自分で体調をコントロールできるようになる

ヨーガのおかげで、お金と時間を楽しみに回せるようになりました。 体力もだいぶ戻ってきて、人並みには仕事と家事の両立もできています。 (以前のように無茶はしませんが)昨年の夏休みには、ひとりで2週間の欧州海外出張に出かけました。

朝晩のヨーガ習慣

自宅で机に向かう仕事をしているので、書斎の片隅にヨーガマットをしきっぱなしにして、朝晩必ずヨーガをします。 自宅で行うヨーガは、カウンセリングで一木先生に組んでもらったメニューが中心ですが、だいぶアーサナも覚えたので、 そのときの体調にあわせて、自分なりに工夫しています。

体調に合わせて工夫

便秘の薬はまだ飲んでいますし、パソコンの前に座る時間が長いため、ちょっと根を詰めると腰痛と肩こりは出ます。 でも、自分でコントロールできる程度まで軽減しました。首のほぐしと簡易体操1,2,3をやるだけで、整体に行かなくなりました。 メスを入れた右半身はむくみが出やすいのですが、上半身が気になる時は手の基本体操、下半身のときは足の基本体操か足のほぐしをします。 リンパマッサージより即効性があります。

「せっかく宝物をゲットしたんだから、使わなくちゃもったいない」という一木先生の言葉通りに、とても助かっています。

頑張りすぎの自分から肩の力を抜けるように

一人でもヨーガができるようになった現在、スタジオに通う目的も少し変わってきました。 もちろん、先生のガイダンスでアーサナを覚えたり深めたりする こともできますが、それだけではありません。

私は何でもきっちりやらないと気が済まない性格なので、カウンセリングでも、一木先生に頑張り過ぎず少し肩の力を抜いてとよく言われました。

一木先生のユーモアあふれるお話で笑うと、肩の力が抜けるので、笑顔を見にクラスに通っているという部分もあります。

また、一木ヨーガのなんともいえず暖かい雰囲気(一木ヨーガを信じて一生懸命クラスを盛り立てている先生方や生徒さんのオーラでしょうか)が居心地よくて、 一人で机に向かって根詰めた仕事の後は、つい足が向きます。

ヨーガを続けていれば大丈夫

一木ヨーガに入会してまだ2年も経っていないのが自分でも信じられないのですが、入会当時の様子を思い出せないくらい、 心身共にすっかり体調がよくなりました。 仕事に も復帰して順調な毎日で、一木ヨーガには言葉で言い尽くせないくらい感謝しています。

まだホルモン治療も続いていますし、再発の可能性もあるのですが、ヨーガを続けていれば大丈夫、何とかなるさ、と根拠のない自信さえ生まれてきています。 これからも、ヨーガを信じて続けていきたいと思っていますので、一木先生はじめ先生方、末永くよろしくお願いします。

一木より

Tさんが初めてスタジオに来られた時の事はよく覚えています。

緊張されているのか、少し厳しい表情で、 何かとても辛い思いをされているのかなぁ・・・と心配しました。

ヨーガを始められた頃は、体調もかなり悪いのにもかかわらず、 熱心にスタジオに通ってこられ、真剣に前向きにヨーガに取り組まれていましたね。 その姿には頭が下がりました。

とにかく私のアドバイスを素直に受け入れ、アーサナや呼吸法をやっていらっしゃいました。 ただ、Tさん自身も書かれていたように、やり過ぎる傾向があってそれが少し心配でした。 しかしいまは「力を抜く」というヨーガで一番大事なことをしっかり理解しておやりになってます。

昨年乳がんの手術をされた生徒さんが、 「いまの日本人の乳がん発生率は15名に1人」とお医者さまから聞きました、とおっしゃってました。 私は5年前に20名に1人と聞いていたので、さらにその発生率が高くなった事にびっくりしました。

事実一木ヨーガにも、乳がんの治療中の方や、 治療は終わっていて、さらに再発防止のためにヨーガを続けてらっしゃる方が何名かいらっしゃいます。

今回Tさんが書いてくださったこの体験談は 同じ思いをされている全国の方々に広く読んでいただきたいと切に思いました。

そして一人でも多くの方がお近くのヨーガ教室に通われ、 自信を持って病気を克服されることを心から願います。

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